「熟年からの性」和田秀樹著
「熟年からの性」和田秀樹著
高齢化社会の日本だが、高齢者の性的な問題にはいまだに抑制が厳しい。近年の海外の研究には、セックスをしている高齢者は長生きしやすいという報告が多い。男女の性欲をつかさどっている男性ホルモンには判断力や筋力を高める働きがある。年を取ると若い頃に比べて気力が落ちたと感じるが、それは男性ホルモンの減少によるものだ。
積極的に快楽を求めようとするなら、男性ホルモン(テストステロン)を補充することが必要である。欧米では3割から5割の人がホルモン補充療法を受けている。健康寿命が延びているとともに、セックス寿命も延びているのだ。
長年高齢者医療に携わってきた精神科医が、若返りのコツを紹介する。
(アートデイズ 1650円)