(17)長期型の「株式投信」は60歳でも遅くない 過去のデータは雄弁に語る
iDeCoやNISAを使った資産形成は「長期・分散・積み立て」を原則とし、市場全体の動きに合わせて値動きする「インデックス型」の投資信託を買い、「ほったらかし」にするのが有効であること、20年以上の長期で考える場合は「株式型」の投資信託を選ぶのも手であることは前に述べた。
なぜ長期の場合、株式型が選択肢として有力になるのか、を少し詳しく見てみよう。この投資スタイルについては、実は金融庁自身がさまざまな試算を公表している。
例えば、1989年以降、毎月同じ金額を国内外の株式や債券に積み立て投資を行い、「5年間」と「20年間」それぞれ保有した場合の年間収益率を集計すると、どうなるか。
「保有期間5年」だと年間収益率は大きくばらけ、資産額は元本割れになるケースもあった。しかし、これが「保有期間20年」になると、年間収益率はすべてがプラス2~8%の中におさまり、資産額も倍近くから3倍以上とすべてがプラスの収益になった。長期になると収益が安定するのだ。
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