ノバルティス不正 疑惑の「元教授」に司直のメス入るのか

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 ノバルティスファーマが販売した降圧剤「バルサルタン」(商品名・ディオバン)のデータ改ざんを巡り、元社員の白橋伸雄容疑者(63)が薬事法違反で逮捕された。
 だが、白橋は単なる組織の歯車のひとつ。もっと悪いヤツらは、製薬会社とそれに加担した大学教授たちだ。捏造(ねつぞう)データでつくった薬の売り上げは、14年間で1兆2000億円以上。東大の上昌広特任教授は、「ノバルティス社が国民の健康保険料を不正に盗み取った」とし、健保組合に返還請求訴訟を促していたが、もっともな話だ。

 薬にお墨付きを与えた京都府立医大、東京慈恵医大、滋賀医大、千葉大、名古屋大(現時点でデータ操作なし)は、同社から計11億3000万円以上を奨学寄付金の名目で受け取っていた。

■18論文のうち14本で不正

 中でも悪質なのが、京都府立医大の松原弘明元教授(57)である。元社員の逮捕容疑も、松原元教授は自らの不正は否定しているが、09~12年に彼が“責任筆者”を務めた「バルサルタン」に関する3本の研究論文のうち1本の改ざん容疑だった。

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