小林節
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小林節慶応大名誉教授

1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)

<第8回>朝鮮半島有事であれば国連決議なしの個別的自衛権である

公開日:  更新日:

 安保法制を正当化しようとする自民党の主張には何ひとつ納得できるものはない。小林節氏の反論第8弾――。

【論点21】

[問]新3要件に基づく憲法解釈の変更は、従来の「専守防衛」から明らかに逸脱し、便宜的、意図的である。

[答]現行の憲法解釈を逸脱などしていない。

◇反論

 まず、従来の(現行の)自衛権発動の3要件は①わが国に対する攻撃があり②他に適当な手段がない場合に③必要最小限の実力行使にとどめる――というものである。それに対して、今回提案されている「新」3要件は、要するに、〈1〉他国に対する攻撃があり、それが、わが国の存続を否定しわが国民の人権を全否定する明白な危険があり②他に適当な手段がない場合に③必要最小限の実力行使にとどめる――というものである。

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