小林節
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小林節慶応大名誉教授

1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)

<第4回>前線から離れた後方支援だから安全という大ウソ

公開日: 更新日:

 安保法制の正当性を主張する賛成派の言い分を粉砕する小林氏の強力連載、第4弾。自民党よ、よく聞きなさい。

【論点11】
[問]米国の無法な戦争で自衛官が血を流すことになる。
[答]他国軍支援活動は、戦闘が行われていない現場で、自衛隊の安全を確保しつつ行い、戦闘が行われる場合は中断する。

◇反論
 国際法上、「先制」攻撃は違法であるが、米国は先制攻撃も選択肢として放棄しておらず、イラク戦争のように実行している。

 そして、例えばホルムズ海峡が機雷で封鎖された場合に自衛隊が、現に戦闘が行われていない(つまり弾が飛び交っていない)時を選んでもその機雷の除去に行けば、当然、その機雷を敷設した側から反撃が来る。また、現に戦闘が行われていない時を選んで米軍の後方支援に入り、輸送、通信、救助、治療、修理、補給、給食等を始めた後に、弾が飛んできたからといって作業を休止したら米軍の足を引っ張るだけで、要するに、いったん参加したら、後は米軍とともに戦い続けるしかない状況に自主的に入っていくことが「後方支援」の本質である。そこで戦死者が出ないと考える方が、経験上、不自然である。

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