岡邦行
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岡邦行ルポライター

1949年、福島県南相馬市生まれ。ルポライター。第3回報知ドキュメント大賞受賞。著書に「伊勢湾台風―水害前線の村」など。3・11後は出身地・南相馬中心に原発禍の実態を取材し続けている。近著に「南相馬少年野球団」「大島鎌吉の東京オリンピック」

<第1回>深刻な医師、看護師不足で病気ひとつできない

公開日: 更新日:

 震災から丸5年。ひとつの区切りとあってメディアは3・11前後に大騒ぎした。ところが、“震災週間”を過ぎたら何事もなかったかのように報じられなくなった。しかも、報道そのものも放射能汚染や避難民がいまだ帰れないといった、判で押したような同じ内容ばかり。だが、被災地における悩みはそんな表面的なことではない。昨年に続いて、南相馬市出身のルポライターが原発事故の現場に迫る。

 福島県太平洋側の浜通り。福島第1原発を擁する相双地区は、いまだ放射能禍に喘いでいる。悲惨だ。

「病気になったら死を覚悟せよ!」

 南相馬市が故郷の私はそんな住民の声を何度か耳にした。

「この2月、69歳の女性が腹痛で救急車を呼んだところ、虫垂炎だとわかった。ところが、病院が見つからず、たらい回しにされたあげく、破裂して亡くなった」

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