窮地に追い込まれた自民党 櫻井翔パパ都知事選擁立を断念
いよいよ自民党が窮地に追い込まれた。
14日告示の都知事選で、自民党は人気グループ「嵐」の櫻井翔の父親で前総務事務次官の櫻井俊氏(62)に出馬要請したが、本人は固辞。30日、共同通信のインタビューに「受ける気はない。早く候補から消していただいたほうがいい」とまで答え、東京新聞にも「再要請があっても断る」と断言している。1日にも官邸が説得に乗り出すのでは、という観測もあったが、擁立はこのまま「断念」となりそうだ。
「櫻井さんは再三『家族に迷惑がかかる』というのを出馬しない理由にしている。どうやら日テレのニュースでキャスターをやっている翔クンの仕事が激減することを懸念しているようです。自分が都知事選への出馬を表明すれば、翔クンはすでに出演が決まっている参院選特番に出られなくなる。都知事に当選すれば、報道番組への出演も難しくなるでしょう」(自民党関係者)
さらにここへきて永田町周辺では、「櫻井パパは身体検査に引っかかった」という情報も流れていた。
自民党では、今週中に候補者を決め、安倍首相が東京で遊説する予定の3日の参院選ラストサンデーでお披露目する計画があった。しかし、櫻井パパ断念なら、候補者選考は振り出しに。増田前岩手県知事、斎木前外務事務次官、村木前厚労事務次官ら名前の上がっている官僚出身者も出馬の意思は不透明。
このままだと奇襲作戦で出馬会見を開いた「小池百合子しかいない」という状況になりかねない。