西武・髙橋光成がいまだ苦しむ「体重増のツケ」…597日ぶり勝利も完全復活はまだまだ先か

公開日: 更新日:

 長い長い夜が、ようやく明けた。

 昨29日、西武髙橋光成(28)が今季5試合目の登板にして初勝利……どころか、2023年9月10日以来、597日ぶりの勝ち星を上げた。

 楽天相手に6回無失点。援護点も7点と大量で、試合直後は満面の笑みを浮かべてナインとハイタッチを交わした。

 2年ぶりとなったお立ち台では、開口一番、「お待たせしました。すいません、アハハ」と苦笑い。「いやー、凄いっすね。500……97日ぶり……嬉しいです。(勝てない期間は)しんどかったですよ。しんどいし、もがいて、やっと今日勝てた」と、感慨深げに振り返った。

 とはいえ、まだまだ本調子にはほど遠い。かつてはMAX156キロを誇ったが、今季の最速は154キロで、この日は152キロ止まり。立ち上がりには2者連続四球でピンチを招いた。

 西武OBは「増量失敗がいまだ尾を引いているのではないか」と、指摘する。

 髙橋は「MAX160キロを目指す」として、2023年オフに7キロ増量し、112キロとなった。翌24年に活躍してオフにポスティングでメジャー……と青写真を描いていたのだが、昨季は0勝11敗。オフには「大きくした体を扱いきれなかった」と反省し、今季に臨むにあたって10キロ近く減量している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  2. 2

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  3. 3

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  4. 4

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  5. 5

    ソフトB風間球打にはイップス疑惑…昨季のプロ野球“女性スキャンダル三羽ガラス”の現在地

  1. 6

    高市総裁は就任早々から人事で大混乱…女性応援団たちに“麻市内閣”ポストの目はあるのか?

  2. 7

    一発退場のAぇ!group福本大晴コンプラ違反に「複数人関与」疑惑報道…旧ジャニ“インテリ”枠に敬遠の風向き

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  5. 10

    くも膜下出血で早逝「ブラックモンブラン」41歳副社長の夫が遺してくれたもの…妻で竹下製菓社長が告白