高橋乗宣
著者のコラム一覧
高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

拉致問題解決に必要なのは北朝鮮の非核化への直接関与

公開日: 更新日:

 安倍首相が日朝首脳会談の実現に向け、前のめりになっている。狙いはひとつ、拉致問題の解決だ。国会でも「米朝首脳会談を実践した指導力がある」と金正恩委員長を持ち上げるなど、数週間前まで「最大限の圧力」を訴えていた姿がウソのようだ。

 安倍政権が可能性を探っているのが、9月中旬にロシア極東のウラジオストクで開く「東方経済フォーラム」での接触だ。安倍首相が出席予定のフォーラムに、プーチン大統領は金正恩委員長を招待している。

 しかし、その場でいきなり日朝両首脳が一緒になったところで、2人は何をどう話すというのか。安倍首相が目指す「拉致被害者全員の即時帰国」にメドは立っていない。拉致問題の成果が見通せない中、安倍首相が金正恩委員長と会っても、あいさつを交わす程度で終わりかねない。

 日本政府認定の拉致被害者は17人。うち5人は2002年の小泉訪朝時に日本へ帰ってきたが、残る12人について、今なお北朝鮮は「8人死亡、4人は入国せず」との主張を崩していない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本スポーツ界はやっぱり“政府の犬” JOC山下会長「北京五輪ボイコット」めぐる発言で再露呈

    日本スポーツ界はやっぱり“政府の犬” JOC山下会長「北京五輪ボイコット」めぐる発言で再露呈

  2. 2
    安倍元首相が謎の「官邸押しかけ」20分 “権力喪失”で勝手に自己顕示のハタ迷惑

    安倍元首相が謎の「官邸押しかけ」20分 “権力喪失”で勝手に自己顕示のハタ迷惑

  3. 3
    松嶋菜々子に連ドラ主演オファー殺到か? 反町隆史「相棒」卒業で夫婦が“攻守”交代

    松嶋菜々子に連ドラ主演オファー殺到か? 反町隆史「相棒」卒業で夫婦が“攻守”交代

  4. 4
    桑田投手チーフコーチが原監督に忖度か…巨人は来季も先発ローテ「中4、5日制」継続の愚

    桑田投手チーフコーチが原監督に忖度か…巨人は来季も先発ローテ「中4、5日制」継続の愚

  5. 5
    <101>家宅捜索令状で知った「覚醒剤」の使用…精力剤も使わないのに?

    <101>家宅捜索令状で知った「覚醒剤」の使用…精力剤も使わないのに?

もっと見る

  1. 6
    「鬼滅の刃」ブームは終わったのか? テレビ版「無限列車編」の視聴率がイマイチの理由

    「鬼滅の刃」ブームは終わったのか? テレビ版「無限列車編」の視聴率がイマイチの理由

  2. 7
    フジテレビがリストラ断行の衝撃度! 売り上げ激減で斜陽のテレビ業界を襲う“極寒の冬”

    フジテレビがリストラ断行の衝撃度! 売り上げ激減で斜陽のテレビ業界を襲う“極寒の冬”

  3. 8
    バイデン大統領夫妻に批判殺到! ホワイトハウスにクリスマスツリーを立てるだけで仰天の額

    バイデン大統領夫妻に批判殺到! ホワイトハウスにクリスマスツリーを立てるだけで仰天の額

  4. 9
    鈴木誠也は「住環境」と「強豪」を優先 希望に合致して浮上したメジャー4球団はココだ!

    鈴木誠也は「住環境」と「強豪」を優先 希望に合致して浮上したメジャー4球団はココだ!

  5. 10
    新庄との腕相撲でまさかの敗戦…手首の強さと握力はずぬけていた

    新庄との腕相撲でまさかの敗戦…手首の強さと握力はずぬけていた