高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

欧州はバラバラ総崩れ 戦後の枠組みを潰す「分断と抗争」

公開日:

 燃料税引き上げに端を発したフランスの抗議デモが収まらない。マクロン政権は「黄色いベスト運動」の拡大を受け、燃料税増税を棚上げしたが、抗議デモは沈静化するどころか、一段とエスカレート。一部のデモ隊は暴徒化し、凱旋門やシャンゼリゼ通りなどパリ中心部の商店街を次々と襲う事態に発展している。

 想像を絶する動きの「アンチ・マクロン大暴動」は、東京でいえば銀座や皇居前で大暴れしているようなものだ。辞任を求めるデモ隊に、マクロン大統領は対話を呼びかけているが、何を語っても事態は片づきそうもない。

 ドイツのメルケル首相は寛容な難民受け入れ策への反発から、10月の2つの州議会選挙で大敗を喫し、政権与党の党首を辞任。首相の座には3年後の任期満了までとどまる意向だが、与党内はメルケル退任後の路線を巡って分裂状態に陥り、7日に選出された親メルケル派の新党首も波乱含みのスタート。与党内がバラバラでは、極右のさらなる台頭を許しかねない。

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