高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

揺れ動く世界情勢下にお手々つないで外遊三昧のお気楽首相

公開日:

 間もなく師走だが、世界は非常に揺れ動いている。パプアニューギニアで開かれたAPECの首脳会議は、米中両国が通商政策を巡って批判合戦を繰り広げ、首脳宣言の採択断念に追い込まれた。採択断念は、1993年のAPEC首脳会議の発足後初めてとなる異例の事態である。

 米国と中国は貿易戦争の激化だけでなく、アジア戦略を巡る対立も顕在化してきた。中国が「一帯一路構想」を打ち出せば、米国も負けじと「自由で開かれたインド太平洋戦略」をブチ上げる。両国とも周辺諸国を巻き込み、アジアの覇権を競い合っている。

 中米から米国への移住を目指す移民キャラバンは、とうとう1万人規模に膨れ上がり、次々とメキシコ側の米国境に到着。トランプ政権は移民キャラバンの侵入を阻止するため、最大1万5000人規模の実戦部隊を派遣する方針で、既に一触即発のムードだ。

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