「身の丈」発言に反省ゼロ 萩生田文科相の呆れた順法精神
大学入試に導入される英語の民間検定試験を巡る「身の丈」発言で猛批判されている萩生田文科相。30日の衆院文科委員会で野党に追及されると、「(発言があった)番組内での『身の丈』発言以降のくだりもできたら紹介して欲しいんですけど」などと答弁。野党議員をバカにしたような笑みを浮かべ、反省の色はゼロだった。
■過去にも「法律に問題がある」と放言
民間試験導入で、家庭の経済状況などによる不公平が生じる恐れがあるのに、番組で「それは『あいつ、予備校に通ってるからずるい』と言うのと同じ」とまで言い放った萩生田氏。文科相にもかかわらず、「教育を受ける機会の平等」を規定する教育基本法を軽視しているとしか思えない。即辞任すべきだが、そもそも萩生田氏に「順法精神」を求めること自体、無理な話なのだろう。過去にも本人や事務所が法律を軽んじる発言を連発している。