保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇 」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。

昭和初期、日本の若者たちはなぜ自殺したのか?

公開日: 更新日:
昭和8年8月9日、関東大防空演習で炊き出しをする娘子軍配給班(日本電報通信社撮影)

 暴力の時代に入って、人々の感情も歪みを見せることになった。昭和8、9年ごろの日本社会はその歪みがいくつもの社会現象を生んでいる。歪みのひとつが「死」への傾斜であった。社会のありように自殺する人々が一気に増えていった。この自殺は、逃避とも抗議とも、あるいは社会への不満といった形で…

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