阿部前監督が吐いた「育てるといったら最下位」は何だった? 巨人“若手だらけ”でV争いに他球団も困惑
巨人のスタメンが若い。
昨6日の広島戦は、1番・浦田(23=2年目)、3番・泉口(27=3年目)、5番・佐々木(26=3年目)、6番・小浜(24=1年目)、7番・知念(26=1年目)、8番・石塚(20=2年目)とフレッシュな野手がズラリ。FA入団の松本(32=15年目)と大城(33=9年目)以外は、全員3年目以内である。
5日の広島戦は石塚、佐々木、知念、小浜の活躍で勝利。昨6日の同戦は知念が2安打1打点と奮闘した。
今年5月に辞任した阿部前監督は昨オフ、「育てるといったら最下位になる。そういう場所ではない」と持論を展開して物議を醸したが、かねて球団首脳は「若手の育成と勝利」を現場に要望している。そんな中、橋上監督代行は積極的に若手を起用しながら、阪神と優勝争いを演じている。春のキャンプから巨人を視察している某球団のスコアラーがこう言った。
「佐々木や石塚はキャンプから有望な若手とみられていたから、マークはしていた。特に24年ドラ1の石塚はレギュラーになると踏んで、しっかりデータを取ったが、ドラ5ルーキーの小浜は、4月に阿部前監督が一度、一軍に呼んだとはいえ、キャンプまではほぼノーマーク。知念や笹原(22=5年目)はキャンプ時は育成だったから、ほぼノーマークでした。育成でも支配下になりそうとか、評判が良ければ、キャンプの時にチェックすることはあっても、こんなに育成あがりが出てくると、データが少ないので困ります。まして阿部監督の時はこんなに一気に若手を使わなかったですから」
他球団は今まさにデータを集めている最中だというが、「優勝しても正式に監督になる可能性は低い」(巨人OB)といわれる橋上監督代行は、ある意味、失うものがない。それが今のところは、巨人の永遠のテーマである「育成」と「勝利」の両立となっている。他球団にとっては、これが不気味なのだ。


















