腎臓病(4)ソーセージ、ちくわ、プロセスチーズの取り過ぎが腎機能を低下させる
ビールにソーセージ、日本酒におでん、ワインにプロセスチーズ──これらは腎臓にダメージを与えている可能性がある。「アルコールが問題?」と思った人もいるだろうが、今回のテーマは加工食品に多く含まれている「リン」。リンの過剰摂取が腎機能を低下させることがわかってきている。腎臓リハビリテーションの第一人者である上月正博医師(東北大学名誉教授・山形県立保健医療大学理事長・学長)に話を聞いた。
■加工食品から体内に。90%以上が吸収され蓄積
ソーセージ、ハム、ちくわ、さつま揚げ、カップ麺、スナック菓子、菓子パン……。
私たちの周囲には加工食品があふれている。これら加工食品に使われる食品添加物の一部が、腎臓にとって問題の無機リンだ。
「スーパーやコンビニで売られているほとんどの食べ物にリンが入っていると言っても過言ではありません。無自覚のまま、何年にもわたってリンを口に入れてきた人も多いと考えられます」
リンはそもそも体内に存在する、生命維持に欠かせないミネラルだ。その量はカルシウムに次いで多い。食品に含まれるリンは腸から吸収されて体内に入る。肉や魚、乳製品などに含まれる有機リンは吸収率40~60%、大豆製品や穀物などに含まれる有機リンは同20~40%であるのに対し、加工食品に含まれる無機リンの吸収率は90%以上。口に入るとほぼ全てが体内に吸収される。


















