具体的な開発の中身は? オープンしたら依存症や治安はどうなるか?
2030年秋の開業予定まで4年余り。日本初のカジノを含む統合型リゾート(IR)の建設工事は着々と進み、施設の全体像が明らかになりつつある。
場所は万博会場となった大阪・夢洲の北側、約49ヘクタール。主な施設はカジノ、劇場、ホテルなどが入る地上27階建て、高さ126メートルの高層ビル、6000人以上を収容する国際会議場や展示場を含む4階建ての施設、リゾートホテルや茶道などの日本文化を体験できる13階建てのビル、そしてフェリーターミナルとなっている。
■スロット6400台、テーブルG470台。3フロアで1万人以上がプレー
IRの目玉は、やはりカジノだ。中核ビルを上から見ると半円状に湾曲し、米ラスベガスのカジノホテル「ベラージオ」とそっくり。きらびやかな本場の雰囲気を醸し出す形状は、カジノファンにはたまらない魅力かもしれない。
そのカジノ施設には、スロットマシンなど電子ゲーム約6400台、ポーカーなどがプレーできるテーブルゲーム約470台が設置される。飲食店やアルコールなどを提供するバーも各所に設けられ、顧客の消費額が多い順に「VIP」「プレミアム」「マス」の3フロアで構成される。合計1万人以上がプレーできる大型施設になる見込みだという。
そのカジノについては2013年にIR推進法案が提出された。2023年に大阪府・市の整備計画が国に認定されてからさまざまな功罪が指摘されている。ギャンブル依存症の増加、治安悪化の不安といったマイナス面が懸念される一方、税収増や経済面などのプラス効果も見逃せない。そんな両面を含めた日本のIRの未来について、ギャンブル学の権威で、IRやギャンブル依存症に詳しい大阪商業大学の谷岡一郎学長に話を聞いた。


















