北島三郎(1)「ここでいっぺん、ひと区切り。一本の線を引いてみたい」サブちゃんの卒業がNHK紅白歌合戦の歴史を変えた
──まだ夏だというのに2013年、北島のNHK紅白卒業宣言は演歌界の衝撃的な事件だった。紅白に出場することは全国津々浦々に顔を知らしめる一番の機会だけに、レコード会社・事務所が一丸となって連続出場にこだわった。そんな中「席を譲った」ことは紅白の歴史に変革期を迎える大きなキッカケとなった。
《サブちゃんいわく、NHK紅白歌合戦の「引退」理由はこうだ。
「日本で一番大きな歌の祭典に50回出していただいた。ここでいっぺん、ひと区切り。一本の線を引いてみたい」
今年の大晦日が「最後の紅白」と報じられていた北島三郎(77)。昨5日、記者会見を開き、自らの口で正式に紅白引退を表明した。
デビュー2年目の63年に初出場して以来、歴代最多の50回出場。暴力団との交際が発覚した86年こそ辞退したが、前人未到の大記録を打ち立ててきた。
“ミスター紅白”と呼ぶにふさわしいキャリアだが、今後、NHKから特別枠でのオファーがあっても「一切受けない」ときっぱり。悔いも迷いもない、すがすがしい表情が印象的であった。


















