欧州猛暑で中国製エアコン爆売れの裏側 輸送時間短縮に国際貨物列車「中欧班列」が大活躍
連日の猛暑もあって、家庭用ルームエアコンが売れている。高齢の友人は先月下旬、購入から10年ほど経過したリビングのエアコンが故障したので、家電量販店に買いに行った。低価格タイプは在庫切れで、製品手配もあり設置に7週間程度必要といわれた。高価格タイプなら6日後に設置可能だったため高額品を購入した。
日本冷凍空調工業会(自主参加11社)の年間統計を見ると国内エアコン出荷台数は、1972年は137万台、90年629万台、2025年に970万台、26年は6月末時点で652万台と増加傾向にある。家庭用エアコンは、いまや一家に1台から1部屋に1台だ。
さて、記録的猛暑が続く欧州では中国製のルームエアコンが売れている。普及率は約20%(中北欧では3~8%)。中国からのエアコン輸出額は欧州向け(26年上半期)が前年同期比43%増の37億6000万ドルに達し過去最高を記録。中国製は設置工事が不要な移動式エアコンであり、そして鉄道(中欧班列)を活用した高速輸送にある。
さらに、美的集団や格力電器などの中国大手メーカーは、海上輸送から「一帯一路」の中国と欧州を結ぶ国際貨物列車「中欧班列」へ切り替え、輸送時間を約40日から2週間に短縮したことも奏功した。


















