著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学 家政学部准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

スクリーンタイムが長いほど…子供の「夜食」と「朝起きられない」関係

公開日: 更新日:

「朝、なかなか起きてこない」「学校へ行ってもぼんやりしている」「最近、集中力が続かないようだ」──。そんなお子さんの様子に心当たりはないでしょうか。その背景には、生活リズム全体の乱れが隠れているかもしれません。

 日本の子供や若者を対象とした研究では、いくつかの傾向が一貫して報告されています。

「スクリーンタイム」(スマートフォンやゲームなどを見ている時間)が長い子供ほど就寝時刻が遅くなり、朝食を欠食する割合が高くなることがわかっています。また、朝食を欠食する子供は日中の眠気が強く、身体活動量が少なく、学業成績の自己評価も低い傾向が報告されているのです。これらは別々の問題ではなく、生活習慣が連鎖した結果と考えられています。

 その連鎖が始まるのは、なんと前日の夜から。夜遅くまでスマートフォンの光を浴びると、眠りを促すホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられ、寝つきが悪くなります。就寝時刻が遅くなると、夜食を食べる機会も増えます。夜遅い食事は胃腸が十分に休めない原因となり、睡眠の質を低下させ……その結果、朝になっても体が目覚める準備が整わず、食欲も湧きにくくなってしまうのです。朝食を食べないまま登校すれば、午前中の集中力や注意力は低下しやすくなってしまうわけですね。

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