(42)酷暑の午後の涼み酒
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血圧や尿酸値を抑える薬を服用していて、医師や薬剤師からは水を飲めと言われている。夏場は脱水しやすいから、がんばって1日2リットル飲めと、アドバイスされている。
ああ、そうですか、と答えはするが、500ミリリットルのペットボトルで4本である。茶は好きで、緑茶、ほうじ茶、紅茶などなど、気が付くとずいぶん飲むが、さて、水を含めても、1日2リットルはどうだろうか。
代謝が悪くなっているのか、若い頃に比べると汗の量は少ない。体温も上がりにくいのか、よく冷房の効いた空間にいると、たちまち寒くなる。だから、水に手が伸びない。
駅の販売機でペットボトルの水を買って電車に乗るが、ひと口飲んだ後は、忘れてしまう。水はたちまち温くなって、ますます手が伸びない。
こうしてロクに飲まない水を鞄に入れて外を歩いていると、突如として猛烈な渇きを覚えることがある。気がつけばずいぶん汗もかいているし、口はカラカラだ。急いで水のペットボトルに手が伸びるが、温くて飲む気がしない。さて、どうするか。

















