著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

共産党の紅軍は40万人超え日本人捕虜への思想教育を行った

公開日: 更新日:
南京会談後、記者団と語る汪兆銘(左=1939〈昭和14〉年9月23日)/(C)共同通信社

 アメリカ世論が日本に強硬になっていった理由は、日中戦争での日本の軍事行動が露骨に戦争の残虐性を示したからだった。重慶爆撃によって街の中心部が崩壊し、中国の市民が多数死んでいるニュース写真はその裏付けになった。加えて中国大使の胡適によるワシントンでの政治攻勢、さらに中国での経済行… 

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