東京都美術館「永遠の都ローマ展」無料観覧券を5組10人にプレゼント

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■「カピトリーノのヴィーナス」日本初公開

 2000年を超える歴史の中で比類なき文化を育んできたローマは、まさに「永遠の都」と呼ぶにふさわしい都市。その美しい街並みは現在ローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれ、その丘に建つカピトリーノ美術館は世界で最も古い美術館の1つに数えられている。

 東京都美術館ではカピトリーノ美術館の歴史をたどりながら由緒あるコレクションの変遷を紹介する「永遠の都ローマ展」を9月16日から12月10日まで開催する。

 2023年は1873年、明治政府が欧米に派遣した岩倉使節団がカピトリーノ美術館を訪れてから150年の節目に当たり、同美術館の貴重なコレクションを日本でまとめて紹介する初めての機会となるが、中でも注目なのは古代ギリシャの偉大な彫刻家プラクシテレスの女神像(前4世紀)に基づく2世紀の作品「カピトリーノのヴィーナス」が初来日すること。ルーブル美術館の「ミロのヴィーナス」、ウフィッツィ美術館の「メディチのヴィーナス」と並ぶ古代ヴィーナス像の傑作といわれているだけにしっかり見ておきたい。

 この他、ローマ帝国の栄華を象徴する「コンスタンティヌス帝の巨像」(一部の原寸大複製)、古代ローマの建国を伝える、ローマのシンボルともいえる作品「カピトリーノの牝狼」(複製)、16世紀から18世紀に活躍した画家たちの作品、さらには古代記念碑「トラヤヌス帝記念柱」をモチーフとする版画や模型、ピラネージ、ファン・ヴィッテル、カノーヴァらの名品など見どころ満載の展覧会だ。

●開室時間 9時30分~17時30分(金~20時)※土日・祝日のみ日時指定予約制(入室はいずれも閉室30分前まで)
●休室日 月曜日・9月19日、10月10日(9月18日、10月9日は開室)
●問い合わせ=☎050・5541・8600(ハローダイヤル)

 開催を記念して抽選で5組10人に無料観覧券をプレゼント。希望者はハガキに、〒住所・氏名・年齢・職業を明記、〒104─8007 日刊ゲンダイ「永遠の都ローマ展」係へ。締め切りは9月6日(必着)。

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