渋野日向子が来シーズン初体験するリシャッフルの「本当の重圧」

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 これで安泰というわけではない。

 渋野日向子(27)は米ツアー参戦4年目の今年、ポイントランキング(PR)104位でシード落ち。来季の出場優先順位をカテゴリー16から15へ上げるため最終予選会を受け、西村優菜(25)とともにボーダーライン上の24位で通過した。

 優先順位は1つ上がったものの、シーズン中に順位を入れ替えるリシャッフル(年2回)の対象になっている。5月に行なわれる1回目のリシャッフルでPR80位以内に入れば、カテゴリーは15から8へジャンプアップするが、81位以下なら出場できる試合は減ってしまう。

 渋野は来季、自身の開幕戦からポイントを意識しながらのプレーを強いられるわけだが、実はこの4年間、リシャッフルの本当の重圧を経験したことがない。

 米ツアー1年目の2022年は、ポイントの高い4月のメジャー・シェブロン選手権の4位で荒稼ぎし、次戦のロッテ選手権2位で早々と来季のシード権を手にした。

 シード選手として迎えた23年は、PR83位でシード落ち。24年は第1回リシャッフルまでの9試合で6度の予選落ちで80位以内に入れなかったが、当時は準シード選手である程度の試合には出られる立場だった。しかも、直後の全米女子オープン2位。シード権まで「当確」させて関係者を驚かせた。

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