著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

サントリー新社長に西田英一郎氏が昇格 “ブルドーザー”新浪剛史氏の穴は埋められるか?

公開日: 更新日:

 サントリーホールディングス(HD)は11日、国内酒類事業会社のサントリー株式会社社長にサントリーHDの西田英一郎常務執行役員(60)を充てる人事を発表した。就任は2026年1月1日付。これまで同社社長は、創業家出身でHD社長の鳥井信宏氏が兼務していたが、鳥井氏はHD社長として経営に専念する形となる。26年以降の新体制で、鳥井氏はグループ全体の事業を管掌しつつ、特に米国を中心とした海外事業のマネジメントに注力するとみられる。

 鳥井氏は25年3月にHD社長に昇格したばかりだ。当初は新浪剛史前会長と二人三脚で経営を担う計画だったが、9月に新浪氏がサプリメントの購入を巡るトラブルで警察の捜査を受け、辞任するという不測の事態が起きた。今回の新体制発足には、その穴を埋める意味合いも込められている。

 新浪氏は3月に社長職を鳥井氏に譲り、会長として主に海外戦略をサポートする役割を担っていた。

「毀誉褒貶はあるが、国内外の政財界とのネットワークや積極的なメディア露出を通じた発信力など、新浪さんほどの『ブルドーザー』ができる人はいないと思う。あいた穴は大きいですね」(メガバンク幹部)と危惧する声も聞かれる。

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