著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【サンザシ】油物の消化をサポートして重い胃腸をすっきりさせる

公開日: 更新日:

 サンザシは、赤く小さな実がかわいらしい果物で、中国では1000年以上前から「脂っこい食事のあとに良い実」として親しまれてきたそうです。唐代の本草書にも記載があります。肉料理が多い時代に重たくなった胃を助ける食材として、そして今でもお菓子や飲み物、健康茶など“薬食同源”として使われている食材です。

 そんなサンザシには、昔から知られる消化を助ける作用があります。最近の研究でも、サンザシに含まれる成分が脂肪やタンパク質の分解を助ける酵素の働きをサポートし、油の多い食事後の胃もたれを軽くする可能性が報告されています。

 また、食後の血中脂質の上昇を抑える働きがあるとする研究もあり、「重い胃腸をすっきりさせる果実」として理にかなっていますよね。

 特に夜は「脂肪をためやすい」「胃腸の動きが弱い」時間帯に入ります。夕食が遅くなったり、外食で油の多い料理を食べた日には、消化が追いつかず眠りが浅くなることもあります。そのため、サンザシは夕食後~夜のタイミングでの“ケア”に向く食材だとも考えられます。お茶やサンザシドリンクなど、胃腸に負担をかけない形で少量取り入れると、油の多い食事の後の重たさを和らげ、翌朝の消化リズムを整える助けになるかもしれませんね。

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