• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「欧米人とはこんなに違った日本人の『体質』」奥田昌子著

 言葉や肌の色が違うように、同じ人間であっても体質が違う。ならば、同じ生活習慣をもっていても欧米人がなりやすい病気、日本人がなりやすい病気があるのは当然。

 こうした当たり前の感覚を科学的に立証したものを集めたのが本書。例えば、「オリーブオイルを使う」「赤ワインを飲む」「ヨーグルトを食べる」などの食習慣は欧米で健康的と信じられており、日本でもそう考えている人は多いが、果たして本当なのか? 「トレーニングで筋肉を鍛えて基礎代謝をアップさせる」ということは日本でも健康常識として信じられているが、日本人に当てはまるのか? なども日本人の「体質」からみると、首をひねるものであることがわかる。

 著者は、京都大学大学院を卒業した内科医。大手化学メーカーの産業医として活躍しつつ、医学文献や論文の翻訳に携わっている。普段から国内外の最新の医学情報に接しているだけに「体質」の違いで「健康常識」が違ってくる、との考えは説得力がある。

 医学常識は日々変わるが、その基になる医学論文の多くは欧米人の手による“輸入品”。新しい情報というだけでそれに飛びつき、うのみにしてはいけない。(講談社 900円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    有働アナ取られ…大手がマツコに意趣返し“共演NG包囲網”も

  2. 2

    5歳児虐待死も 連れ子のいる女性が再婚相手の子を望む心理

  3. 3

    支持率下落が続く安倍政権 今度は対北外交でも国民にウソ

  4. 4

    夜な夜な六本木の会員制バーで繰り広げられる乱痴気騒ぎ

  5. 5

    東西約300人が在籍 ジャニーズJrは“大人以上に遊んでいる”

  6. 6

    目黒5歳女児も 学歴コンプレックスの親がハマる“教育虐待”

  7. 7

    金融緩和継続 欧米と金利差拡大で円&国債大暴落の現実味

  8. 8

    織田裕二のひと言で消えた「東京ラブストーリー」続編計画

  9. 9

    作家・中村文則氏が警鐘 「全体主義に入ったら戻れない」

  10. 10

    写真誌に撮られた休日の有働アナに「私服がダサい」の声が

もっと見る