「警察は本当に『動いてくれない』のか」佐々木保博著
日本は治安がいいと言われるが、ある調査では6割を超える人が治安の悪化を感じていると答えたという。
事実、振り込め詐欺など高齢者を狙う犯罪は著しく増加。さらにITの発達による犯罪の多様化・複雑化、SNSを通じた個人情報の漏洩、あおり運転、そして身近に潜む反社会勢力の存在まで、犯罪に対する不安は尽きない。
一方で、多くの人が警察に相談しても動いてくれないとの不満や疑いを抱いている。しかし、警察OBの著者は、警察はどんな内容の相談にも応じるという。警察は必ず味方になってくれるが、そのためには、警察の仕組みや内部事情を知ることが大切だという。本書は、警察を味方につけるためのコツやノウハウを解説した実用テキスト。
(幻冬舎 800円+税)