「ほこ×たて」ヤラセ問題 打ち切り程度では済まされないフジテレビの大罪

公開日: 更新日:

<27日放送は「自粛」>

「これはひとつのバラエティー番組のヤラセ問題で終わる話ではありません」
 厳しい口調でこういうのは上智大学の碓井広義教授(メディア論)だ。

 23日に発覚したフジテレビの人気番組「ほこ×たて」のヤラセ問題。20日に放送された特番に出演したラジコンカー世界王者の広坂正美氏(43)が、「偽造された対戦の編集内容が余りにひどかった」と憤慨し、声を上げたものだ。

↓………ここから続き………

 広坂氏は過去の対戦についても鷹や猿が相手のときにラジコンをゆっくり走らせたり、猿が逃げないように首に釣り糸を巻き付けてラジコンで引っ張るように細工があったことなどを暴露。

 同番組はバラエティーだが、愚直なまでのガチンコ勝負が最大のウリ。「絶対に穴が開かない金属」対「絶対に穴を開けるドリル」などは職人同士がプライドをかけて激突する姿が感動を呼んだ。批評家筋の評価も高く、優れたテレビ番組に贈られるギャラクシー賞も受賞している。

「低迷するフジテレビの中では数少ない“見るべきバラエティー”でした」と、碓井教授がこう続ける。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?