ミス・ユニバース常連 ベネズエラ“美女量産”の秘密

公開日: 更新日:

 美女“量産”は国策だった――。
 9日、モスクワでミス・ユニバース世界大会の最終選考会が行われ、南米ベネズエラ代表のガブリエラ・イスレルさん(25)が優勝した。1952年の開催以来、ベネズエラの優勝回数は今回を含めて7回目となる。優勝8回の米国に次ぐ2位の記録だが、世界3大ミスコンの「ミス・ワールド」(6回=13年現在)、「ミス・インターナショナル」(6回=12年現在)は、いずれも首位だ。人口たった2972万人(12年)のベネズエラで、なぜ美女が“量産”されるのか。

「政府が観光立国の政策として美女の育成に力を入れているのです。はじまりは1950年代、“ヨーロッパからの観光客を増やす方法はないか”と考えていたところ、当時の大臣が“観光客を誘致するには、美女を増やすことだ”と提案したことです。それ以来、国家を挙げて美女を育成しています」(海外事情に詳しいジャーナリスト)

 いまでは、国の主催で小学生対象のミスコンが開催され、国立のモデル学校やエステが設立されている。モデル養成学校には女の子の8割が通っているという。ミスコン専門学校では、メークの仕方から、話し方、ウオーキングまで“優勝”に不可欠な要素を学べる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」