著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「運動+感動」でウェルビーイング=幸福感がアップする

公開日: 更新日:

 ウェルビーイングと呼ばれる心の健康や幸福感を促す方法として、運動と心理的なケアを同時に組み合わせることが有効であることを示す、スウォンジー大学のウィルキーらの研究があります。

 この研究は、医療機関とも協力して行われた大規模なプロジェクトで、ウェルビーイングに関する183件の実験データを基に、実に2万人以上の分析データを活用。どんな行為が、心の健康に好影響をもたらすのかを調べています。

 比較したアクションは、瞑想などの「マインドフルネス」、良いことを日記に残す「ポジティブな心理的行為」、ランニングなどの「運動」、「ヨガ」「自然の中での活動」「運動と心理的な活動の組み合わせ」といった項目。これらを分析し、「どれが一番効果があるのか?」を検証しました。

 その結果、最も効果的だったアクションは、「運動と心理的な活動の組み合わせ」であることが判明し、次点で「ヨガ」、「ポジティブな心理的行為」「マインドフルネス」「運動」ということが分かったといいます。

「運動と心理的な活動の組み合わせ」と聞くとなかなかイメージしづらいかもしれませんが、平たく言うなら、運動をしながら心理的な側面に意識を向けるということです。これをするだけで、心と体の両面から幸福感の底上げにつながると研究ではうたっています。

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