著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

「ガンホー」は4期連続減益 アクティビストに揺さぶられる社長と筆頭株主

公開日: 更新日:

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが業績低迷とアクティビスト(物言う株主)の圧力という二重苦に直面している。2025年12月期連結決算は、売上高が932億4200万円と前期比10.0%減少し、営業利益は71.1%減の50億5600万円、純利益は87.4%減の14億700万円と大幅な減益となった。最終減益は4期連続となる。

 また、アクティビストで、ガンホー株の8.5%を保有するストラテジックキャピタル(SC)から社長交代要請に続き、創業者である孫泰蔵氏が持つ株式の買い取りを求められている。SCは、元・村上ファンドの幹部だった丸木強氏が12年9月に設立した投資顧問会社だ。3月30日の株主総会を控え、神経戦が予想される。

 ガンホーを巡っては、2月1日付で森下一喜社長の退任が唐突に発表された。森下氏は代表権のない会長兼最高開発責任者に退き、後任社長には、坂井一也CFO(最高財務責任者)が就く。

 森下氏の退任は、昨年11月ごろに本人から「社長職を辞してゲーム開発の指揮統括に専念したい」という申し出があったものだが、「ストラテジックは、業績が低迷しているにもかかわらず、森下氏が高額な報酬を得ていることなどを問題視。パズドラのヒットを“一発屋”と呼ぶなど、森下氏の責任を追及していた」(市場関係者)だけに、影響は否定できない。

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