「盗む鳥、死の犬」沖田瑞穂著

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「盗む鳥、死の犬」沖田瑞穂著

 神話の中で動物はそれぞれ役割と意味を担っている。

 猿は身近な存在だが、南方の生物で、ヨーロッパや北米などには生息せず、日本が生息地の北限である。

 日本神話に出てくるサルタヒコ(猿田彦)の神は、インドの猿神ハヌマーンと同じく「導きの神」の役割をもつ。

 サルタヒコは天孫ホノニニギを葦原中国に案内したとされているが、ハヌマーンも叙事詩「ラーマーヤナ」の中で、ヴィシュヌ神の化身ラーマを、誘拐された妃であるシーターのもとに導く。

 神話の研究者が聖なる動物としての牛、豊穣の象徴としての猪や、架空の動物、ドラゴンなどを紹介する。 (晶文社 1870円)


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