イタリア代表WBC快進撃にMLBは舌なめずり 今度はプエルトリコ撃破で初の4強入り

公開日: 更新日:

 エスプレッソ軍団の快進撃が止まらない。

 イタリアが日本時間15日、準々決勝(テキサス州ヒューストン)でプエルトリコを8-6で下して初の4強入りを果たした。

 イタリア生まれは、先発左腕サム・アルデゲリ(24=エンゼルス)ら3人のみ。ルーツを持つ米国やベネズエラ出身選手で編成された急造チームが1次ラウンドの米国戦に続いて番狂わせを演じた。

 ここまで3本塁打を放って打線を牽引する主将のパスクアンティノ内野手(28=ロイヤルズ)は試合後、米放送局「FОXスポーツ」の番組に出演。プエルトリコ戦がイタリアでも中継され、ジョルジャ・メローニ首相が代表チームを称賛する談話を発表するなど、本国でも注目されていることに触れ、「これをきっかけに、もっとイタリア生まれの選手が増えてほしいね」と母国での盛り上がりを喜んだ。

 サッカー人気が根強く、野球はマイナー競技のイタリアの快挙に、早くもMLBがソロバンをはじいているという。

 MLBは市場拡大を目指して野球の世界的な普及を進めているものの、進捗は芳しくない。今年6月にロンドンでの実施を予定していたヤンキースブルージェイズによる公式戦は試合会場が確保できず、テレビ局との調整もまとまらなかったため、昨年9月に開催を断念した。今後は、ロンドンをはじめ欧州での開催は白紙状態だという。

 MLBの国際化の陣頭指揮を執るマンフレッド・コミッショナーはかつて「いずれはドイツやイタリアでの開催を模索したい」と構想を明かしたことがある。

 今回の快進撃がMLBのイタリア進出の追い風になるか。

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