ハリウッドを超える最新特撮 映画「永遠の0」山崎貴監督の実力

公開日: 更新日:

 稼げる映画監督の中でもトップクラスだろう。「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年公開)シリーズを手がけた山崎貴監督(49)の話。今年12月には最新作「永遠の0」が公開される予定で、その次には累計発行部数1000万部突破の人気漫画「寄生獣」の映画化も控えている。話題作が目白押しだ。

 山崎監督は、出世作になった「ALWAYS」以降、「BALLAD 名もなき恋のうた」「SPACE BATTLESHIP ヤマト」など6作品の監督を務めているが、「興行収入は計約190億円」(映画ライター)というから、大したものだろう。

 山崎監督は13歳の時に「スター・ウォーズ」と「未知との遭遇」を見て特撮を志すようになったというが、いまや日本では高度なビジュアルをCGで表現する「VFX」(ビジュアルエフェクツ)の第一人者だ。何がそんなにスゴイのか。

「山崎監督の作品はハリウッドで十分通用するほどクオリティーが高い」と、映画批評家の前田有一氏がこう言う。

「VFXはSFやファンタジー、未来をテーマにした作品に用いるものという考えが根強かった時に、山崎監督は『ALWAYS』で過去を描くのに用いた。これが本当に画期的でした。しかもVFXは製作費が抑えられます。もしALWAYSをハリウッドで作ったら100億円以上かかるでしょうが、10億~30億円で作っていると思いますよ。さらに、山崎監督の強みはマニアックになり過ぎないところ。VFXを駆使し、誰もが楽しめる作品を作り出せる。いま最も実力のある映画監督の一人であることは間違いないし、『寄生獣』も期待しています」

 寄生獣には「あまちゃん」の橋本愛がヒロインとして登場する。それも楽しみのひとつか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  1. 6

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  3. 8

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  5. 10

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意