前田敦子の主演作 ローマ国際映画祭2冠は運か実力か

公開日: 更新日:

「現地入りしたスポーツ紙は他の作品のあご足付きの“ご招待取材”です。実際に賞を取ったのは前田の方でしたが……」(芸能プロ関係者)

 黒沢清監督による前田敦子(22)主演の「Seventh Code」が、第8回ローマ国際映画祭で最優秀監督賞と技術貢献賞を受賞し、2冠を達成したというニュース。本映画祭で日本人初の受賞で快挙――というわりに発表翌日(18日)のスポーツ各紙の記事はこぢんまりとした扱いだったが、「大人の事情」が絡んでいたというわけだ。

 同映画祭は国際映画祭の中でもニューカマーの部類。3大国際映画祭のひとつで同じくイタリアで開催される「ベネチア」と比べれば、知名度も影響力もまだまだだが、注目度は年々高まっているという。

ロッテルダムやロカルノ、ベネチアといった国際映画祭のディレクターを務めてきたマルコ・ミュラー氏が、昨年からローマの同職に就任。彼のヤリ手ぶりは有名です。ローマは商業性よりアート系の作品を重視する流れになりつつあり、日本映画に造詣が深いミュラー氏は以前から黒沢清監督を高く評価しています。今回の受賞は納得ですね」(映画ジャーナリスト・大高宏雄氏)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束