自己投影? 白石美帆が朗読に込める「報われない女性の痛み」
朗読劇「猫と裁判」が3日、新宿の「全労済ホール スペース・ゼロ」で初日を迎えた。
猫だけに愛情を注ぐ女性の猟奇殺人を描いた野村桔梗のミステリー小説「その猫に何が起こったか?」が原作。主演の白石美帆(35)は、「タイトルだけ聞くとファンタジーのようですが、胸を切り裂かれるほどの痛みがあって、セリフを言うのがつらくなるほど」と告白した。セットも衣装も動きもない。声と言葉だけで孤独を抱えた女性を演じる。女優としてのポテンシャルが問われる役だ。
6年前に女性誌で熱愛が報じられたこともあったが、当時無名の舞台俳優に過ぎなかった同棲相手の長谷川博己(37)は、鈴木京香(46)との結婚が間近と伝えられている。一方の白石は、映画やドラマで脇を固める日々。脚光を浴びることは少なくなってきた。報われない女性の痛みは、身を持って知っているだろう。
共演は大和田獏、徳山秀典など。一皮むけた白石が見られるのは、8日まで。