「世界王者になれ」 輪島功一を支えた「白岩工業」会長の一言

公開日: 更新日:

 待遇面だけでなく、普段は行けない高級店へ食事に誘ってくれたり、試合のチケットをまとめて購入してくれたり。当たり前ですが、「必ず恩返しを」と思いました。それで迎えたのが71年10月31日、カルメロ・ボッシが持つ世界王座への初挑戦です。

 結果は15ラウンドを戦って判定勝ち。念願のチャンピオンベルトを巻くことができ、師匠の三迫会長、白岩社長も大層喜んでくれた。それから引退するまでトータルで王座を6回防衛して返り咲きは2回。現役生活は足かけ10年でした。

 その間、テクニックやマッチメークでお世話になったのは三迫ジムの三迫仁志会長、経済的なサポートは何といっても白岩社長が一番でした。もちろん後援会、ファンの皆さんの支えがあってこそ、頑張れたのは言うまでもありません。

 人生に遅い早いはないんです。成功するか否かは本人が人一倍努力してチャンスをいかにモノにするかだけです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々