デビュー40年の相本久美子さん 恩人の土居まさる氏を語る

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 現在も、バラエティー番組やライブで活躍中の相本久美子さん(56)。アイドル歌手としてスタートし、ブレークしたきっかけは、視聴者参加バラエティー「TVジョッキー」(日本テレビ系)出演だった。メーンアシスタント、番組のマスコットとして、司会の土居まさるさんに教えられたことは少なくない。

「君、ヘビ大丈夫?」

 初めて土居さんとお会いした時に、こう聞かれたのは今も忘れませんね。

 場所は千代田区麹町の日本テレビさんの旧本社パーラー。その日に放送される「TVジョッキー」の顔合わせと打ち合わせでした。「TVジョッキー」は70年代に一世を風靡した生放送の視聴者参加バラエティー番組で、私がアシスタントをしていたのは76年から81年までの6年半です。初代の児島美ゆきさんから数えること4代目にあたり、決まったのは放送の3、4日前。何せ急な話でしたし、レギュラーアシスタントを任されるのも初めてだったので、凄いプレッシャーを感じながら当日を迎えていましたね。

「君、ヘビ大丈夫?」と質問されたのは、土居さんが大のヘビ嫌いだったからなんです。「TVジョッキー」で人気を集めていた「奇人・変人」コーナーでは時々、ヘビがウジャウジャ泳ぐ水槽に素人さんが入る企画があり、そのたびに土居さんはスタジオから逃げ出していました。「見るのもイヤ」どころか、「同じ空間にいて一緒の空気を吸うのもイヤ」なほどだったからで、「ヘビの企画のときは、君に任せるからね」という意味でした。

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