水森かおり 鳴かず飛ばずを救った父親の飲み友達との“縁”

公開日: 更新日:

 タイトルに地名を入れた曲が多いため「ご当地ソングの女王」とも呼ばれる。水森かおり(41)のデビューは95年。ヒット曲に恵まれず不遇の時代を過ごした。飛躍は02年にリリースした10曲目の「東尋坊」。翌年の「鳥取砂丘」でNHK紅白歌合戦に初出場し、その後は出す曲すべてが初登場でオリコン総合ランキングトップ10に入る快挙が続く。弦哲也氏(66)は、「東尋坊」以降すべてのシングルタイトル曲の作曲を担当する恩師だ。

「次の新曲が勝負。大きな結果が必要だな」

 レコード会社の徳間ジャパンの担当の方から、こう言われたのは12年前。02年が明けて間もなくのころでした。

 95年9月に「おしろい花」でデビューしたものの、思うような数字が出ないまま6年が過ぎ、すでに9曲リリース。一曲一曲、全力投球で向き合ってきたつもりでしたが、売れなければ、いずれ契約は切られてしまう厳しい世界です。

 私自身も、このままではいけない、と思っていたときだけに、その言葉はより重みがありました。そんな時にいただいたのが、弦先生が作曲された「東尋坊」だったのです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    巨人は若手、中堅こぞってウハウハ更改 2年連続4位惨敗でも球団大盤振る舞いのナゼ

    巨人は若手、中堅こぞってウハウハ更改 2年連続4位惨敗でも球団大盤振る舞いのナゼ

  2. 2
    深田恭子が結婚目前まさかの「浮気破局」…元カレ会社の株式が“手切れ金”になりそうな皮肉

    深田恭子が結婚目前まさかの「浮気破局」…元カレ会社の株式が“手切れ金”になりそうな皮肉

  3. 3
    作家の林真理子氏がそれでも日大トップにしがみつくナゼ…理事長職は「おいしい仕事」?

    作家の林真理子氏がそれでも日大トップにしがみつくナゼ…理事長職は「おいしい仕事」?

  4. 4
    山本由伸メジャー移籍先は「3球団に絞られた」と米メディア、年俸総額は2億ドル超え確実

    山本由伸メジャー移籍先は「3球団に絞られた」と米メディア、年俸総額は2億ドル超え確実

  5. 5
    巨人・坂本勇人が年俸6億円“大甘”現状維持の崖っぷち…三塁レギュラー確約が意味するもの

    巨人・坂本勇人が年俸6億円“大甘”現状維持の崖っぷち…三塁レギュラー確約が意味するもの

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    ヤンキースからラブコールの山本由伸 カネ以外に求める「付帯条件」が分かった!

    ヤンキースからラブコールの山本由伸 カネ以外に求める「付帯条件」が分かった!

  3. 8
    A.B.C-Z塚田僚一は元セクシー女優と両親公認の仲…ジャニーズとAV業界は“ズブズブ”の関係

    A.B.C-Z塚田僚一は元セクシー女優と両親公認の仲…ジャニーズとAV業界は“ズブズブ”の関係

  4. 9
    不倫再び上原多香子につける薬なし…初婚夫は死を選び、再婚夫を裏切り子連れで相手男性の元へ

    不倫再び上原多香子につける薬なし…初婚夫は死を選び、再婚夫を裏切り子連れで相手男性の元へ

  5. 10
    大谷翔平の移籍先最終候補は5球団…そして金満球団(メッツ、Rソックス、レンジャーズ)が消えた理由

    大谷翔平の移籍先最終候補は5球団…そして金満球団(メッツ、Rソックス、レンジャーズ)が消えた理由