「高校生ブルース」で関根恵子の相手役 内田喜郎さんは今

公開日: 更新日:

 ところが店の経営が順調に回り始めた時、足にうみがたまる病気で入院。3年携わった店をやむなく畳むことに。

「本格的にシャンソンを歌い始めたのもその頃からです。あれは20代半ばでした。京都撮影所で仕事があった際、有馬泉先生に6年間、シャンソンのレッスンを受けた。シャンソンは歌うものではなく、語るもの。今にして思えば、その時分からシャンソンに興味を持ってたんですね。で、足の病気と前後して有馬先生と再会を果たし、もう一度歌いたいって気持ちが湧いてきたんです」

 以来、2カ月に1回のペースでシャンソンライブを開いている。

■ファミレス「ジョナサン」で1日5時間のアルバイト

 ここで大いなる疑問。「シャンソンだけで食べていけるの?」である。

 ついでにいえば、去年、86歳の母親は介護施設に入所。自身も脳疾患によって駅で倒れ、一時は意識不明になり、今も治療薬を手放せない状態だ。

「自分の店を手放した直後から、ファミレスの『ジョナサン』で働き、今も続けてます。シルバー雇用の上限があって1日5時間程度ですが、時給は1000円ちょっと。1カ月働けば、それなりの額になる。朝6時からモーニングを作ったり、仕込みを手伝ったり。ライブハウスで歌うのも、ファミレスで働くのも介護や生活の疲れから解放されるため、って面がありますね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です