著者のコラム一覧
石坂浩二俳優・タレント

1941年、東京都生まれ。慶応大在学中にTBS「七人の刑事」でデビュー。その後、NHK大河「天と地と」ほか、数々のドラマに出演。映画では市川崑監督「犬神家の一族」(76年)で金田一耕助を好演。市川監督作品では「細雪」、「おはん」などでも高い評価を得た。知的で軽妙なトークでも知られ、テレビ番組司会などでも人気。

<第1回>金田一のボサボサ頭は脱色して黒く染め、さらにパーマをあてて…

公開日: 更新日:

「まだ衣装があります。ただ古くヨレヨレというだけでなく、終戦直後の世相などが出てなくちゃなりませんでしたから。衣装さんと撮影所の倉庫などを探しまわり、明治の終わり頃に普及していたセルという安い生地で、時代劇のエキストラの方のための衣装を見つけたんです。それで最初に参加したのが、逆さ死体のシーンなどがある湖でのロケ。下駄の歯の減った状態で石ころだらけの道をとにかく走らされ、14~15足は割って駄目にしたかなあ。そうやって金田一になっていったような気がします」

――目線の角度から背景の色合いまで、市川監督の作品へのこだわりは有名です。

「同じことを何度も何度も繰り返すんです。どんな映像になるのか、だれにも分からない。一つのシーンを撮るのに一日では終わらず、撮り終えても、次の日ラッシュで監督が見てウンと言わないと撮りなおし。とにかく凄い現場に来てしまった、大変だって思いました」(つづく)

【連載】映画の巨匠・市川崑の時代

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  3. 3

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  4. 4

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  5. 5

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  1. 6

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  2. 7

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 8

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  4. 9

    あのちゃん騒動の“最大の誤算”とは…番組終了より深刻な“サイレントサポーター”の離反

  5. 10

    りくりゅうに《お腹いっぱい》の声、アイスダンス「しょまりん」にも…“カップル”戦略の賞味期限と収入との板挟み

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  3. 3

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  4. 4

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  5. 5

    6月7日に「笑点が重大発表」座布団運び山田隆夫は本当に勇退するのか? 「くん」が「さん」に変わった哀愁

  1. 6

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  2. 7

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  3. 8

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 9

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  5. 10

    「笑点」新メンバー春風亭一之輔に“新司会就任”密約説…注目は木久扇、好楽、小遊三の進退