「飢える骸」増島拓哉著
「飢える骸」増島拓哉著
元殺し屋、巌幹郎は本宮悠太を拉致して、廃虚となったホテルの一室のベッドに拘束した。「山岡裕子を、覚えてるか」と尋ねる。「俺の娘や」。本宮は13年前、電車内で裕子を刺し殺した。警察の取り調べで、本宮は「誰でもよかった」と供述した。巌は本宮が刑務所から出てくるのを待っていたのだ。巌は電動ドリルの引き金を引いた。
巌は関西の暴力団、游永会の一員だったが、11年前、離脱して巌組を設立。游永会の現体制を批判して、熾烈な抗争を繰り広げている。
游永会の直系暴力団の森山雄太郎と瀬良勝彦は、游永会と巌組の抗争をあおり、両トップを殺害しようと画策するが……。
「骸(むくろ)」と呼ばれる殺し屋を描く極道小説。
(KADOKAWA 2310円)



















