「股関節痛」「変形性股関節症」で悩んでいる人へ(2)初期症状チェックポイント 対策は早めが肝心
加齢が関係する股関節痛は、多くは40~50歳代くらいから症状が出始める。しかし痛みの程度がそれほど強くなければ、医療機関を受診せず我慢してしまう人もいるのではないだろうか。それは今後、生活に支障が出るほどの強い痛みにつながる可能性がある。知っておくべきことを北里大学大学院医療系研究科医学専攻主任教授(整形外科学・リハビリテーション科学・スポーツ医学)の高平尚伸医師に聞いた。
「股関節痛は、できるだけ早い段階で整形外科の診察を受けるべきです。股関節痛で最も多い変形性股関節症は、時間と共に症状が進行する病気で、自然に治ることはありません」
痛みを我慢し続けた結果、股関節の変形が進んでしまうと、治療法の選択肢が狭まってしまう。もちろん、変形性股関節症以外の病気が原因であるケースもあり、鑑別が必要だ。
「股関節痛を放置していると、腰痛、膝痛、座骨神経痛などほかの痛みも出てきやすくなります。『ヒップスパインシンドローム』と呼ばれる現象で、股関節や、隣接する腰椎が悪いと、互いに悪影響を及ぼすからです。股関節をかばう動作を無意識に続けることで、腰、膝に負担がかかって、痛みとして現れているケースも少なくありません」


















