いざというときに「悪態」をつくと痛みを感じにくくなる
痛みを我慢する際や自分を追い込んだ際に、「なにくそ! このヤロウ!」などと自分自身に悪態をついてしまう人は少なくないのではないでしょうか?
イギリスにあるキール大学のスティーブンスらは、悪態と「痛み」、そして悪態と「運動パフォーマンス」に関する興味深い一連の研究(2011&2018年)を行っています。実験では、71人以上の学生ボランティアを対象に、氷水が入ったバケツの中にできるだけ長く手を入れてもらい、その際、次の2つのパターンで調べました。
①悪態をつくパターン↓好きな「汚い言葉」を繰り返し言いながら手を入れる
②普通にするパターン↓「普通の言葉」を繰り返し言いながら手を入れる
その結果、悪態をついている条件のほうが長く冷たさに耐えることができ、男性は平均82.95秒から130.27秒、女性は54.53秒から78.53秒へと延びたと報告しています。なお、別の追試を行ったところ、痛み耐性が33%増えたとも付言しています。たしかに、火事場のクソ力ではないですが、窮地に立たされたときこそ思いがけないパワーが湧き上がり、その際、「なにくそ!」などと叫んでしまうことは珍しいことではありませんよね。


















