著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

いざというときに「悪態」をつくと痛みを感じにくくなる

公開日: 更新日:

 痛みを我慢する際や自分を追い込んだ際に、「なにくそ! このヤロウ!」などと自分自身に悪態をついてしまう人は少なくないのではないでしょうか?

 イギリスにあるキール大学のスティーブンスらは、悪態と「痛み」、そして悪態と「運動パフォーマンス」に関する興味深い一連の研究(2011&2018年)を行っています。実験では、71人以上の学生ボランティアを対象に、氷水が入ったバケツの中にできるだけ長く手を入れてもらい、その際、次の2つのパターンで調べました。

①悪態をつくパターン→好きな「汚い言葉」を繰り返し言いながら手を入れる

②普通にするパターン→「普通の言葉」を繰り返し言いながら手を入れる

 その結果、悪態をついている条件のほうが長く冷たさに耐えることができ、男性は平均82.95秒から130.27秒、女性は54.53秒から78.53秒へと延びたと報告しています。なお、別の追試を行ったところ、痛み耐性が33%増えたとも付言しています。たしかに、火事場のクソ力ではないですが、窮地に立たされたときこそ思いがけないパワーが湧き上がり、その際、「なにくそ!」などと叫んでしまうことは珍しいことではありませんよね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  2. 2

    八村塁の「レイカーズ電撃復帰」に現実味 2兆円新オーナー誕生でドンチッチとのコンビ復活へ

  3. 3

    榊英雄が2審も懲役8年…昔と違って、一度の過ちも許されない時代に

  4. 4

    東京・日本橋、首都高のフタ取れ 川沿いを楽しく歩ける街に

  5. 5

    高市首相がキーパーソン片山財務相“切り捨て”画策…内閣改造・党役員人事「もう1つの焦点」に

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    福岡県議会の「政治とカネ」疑惑が拡大 永田町に“飛び火”で自民党議員が戦々恐々

  3. 8

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  4. 9

    霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」

  5. 10

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”