前ロッテ監督・吉井理人氏がロッテを語る(中)「種市篤暉はタイトル総ナメ可能な潜在能力を秘めている」

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吉井理人(前ロッテ監督/60歳)

 昨年10月にロッテの監督を退任した吉井理人氏(60)。2019年に一軍投手コーチとして12年ぶりにロッテに復帰し、ピッチングコーディネーターを経て、23年に監督に就任。チーム強化に邁進した3年間の監督生活を今、初めて振り返る。(全3回の第2回)。

  ◇  ◇  ◇

 10年目の種市篤暉(27)が覚醒すれば、ロッテ投手陣の大黒柱になります。

 だいぶ良くなってきたけど、潜在能力でいえばあんなもんじゃない。山本由伸(27=ドジャース)までいくかは分かりませんが、タイトルを総ナメにするくらいのポテンシャルはあります。種市がチームのエースになったら、連敗しないチームになる。昨年の9月、10月はパ・リーグで一番いいピッチャーでしたから。

 良くなると思ってオフシーズンにやってきたことが合わなかった。オールスター明けくらいまでフォームを崩してた。改善していろいろやっているうちに良くはなってきています。彼も大谷翔平(31=ドジャース)とか山本のように自分で考えていろいろとやりたいタイプなので、このままいけばいいピッチャーになると思う。種市が頑張れば、昨年みたいな結果にはならないと思う。投球フォームもストレートの球筋も独特。球速は150キロをちょっと超える程度でも、打者は球速以上に速く見える。それにフォークの質がすごくいい。三振とゴロが多いのは良い投手の証拠です。

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