大谷翔平は「メジャーの頂点」の十字架に押し潰されないか…よぎる前回WBCダルビッシュの大誤算

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 2月27、28日に大谷翔平(31=ドジャース)がバンテリンドームナゴヤで見せた規格外のフリー打撃は、ファンや侍ジャパンナインを歓喜させた。

 しかし、あの5階席まで飛ばした160メートルの当たりは本来、大谷にとって必要のないものだったという。

「大谷はそもそも、打撃練習を室内のケージでやる。フォーム固めとスイング軌道のチェックが主な目的で、屋外のフリー打撃は打球を遠くに飛ばそうと無意識のうちに余計な力が入ったりするからです。たまに屋外でフリー打撃をやるのは、昨年のポストシーズンのように不調に陥って調子が上向くきっかけが欲しいとき。あえてルーティンを変えているのです。けれども、名古屋ではフリー打撃をやる前に、室内のケージで打ち込んだと聞いた。つまり特大の当たりを連発したフリー打撃は、ファンサービスの一環とみるべき。バンテリンドームに足を運んだファンが何より、大谷のパワーに酔いしれたいことを本人は百も承知ですから」(球界関係者)

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 打った直後に体勢を崩して一塁方向によろけるくらい全力でスイングしていたのも、「ファンサービスの一環」であれば納得だ。とはいえ、あれだけマン振りしていたら疲労度はハンパじゃないし、せっかく室内のケージで固めたスイングを崩す可能性も出てくるだろう。

 2023年の前回大会当時の大谷は、21年に投げて9勝2敗、打って46本塁打と二刀流が認められてMVPを獲得しているものの、まだメジャーのタイトルはなく、今ほど突き抜けた存在ではなかった。

 しかし、23年から2年連続本塁打王、3年連続MVPを獲得。23年オフ、当時のプロスポーツ界最高額となる10年総額1000億円超でドジャースにFA移籍すると、1年目の24年は打者専念でメジャー史上初の「50(54)本塁打-50(59)盗塁」を達成。昨年までドジャースの今世紀初のワールドシリーズ2連覇に大きく貢献した。スター揃いのドジャースで確固たる地位を確立、大谷が本当の意味でメジャーの頂点に上り詰めたのは前回大会後の3年間なのだ。

 前出の球界関係者がこう言った。

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