「股関節痛」「変形性股関節症」で悩んでいる人へ(1)医師・手術選びの5つのポイント
股関節痛や脚の付け根の違和感を症状とする変形性股関節症。年を取るほどに“身近な病気”となる変形性股関節症について、「医師・手術」で気になる点を、北里大学大学院医療系研究科医学専攻主任教授(整形外科学・リハビリテーション科学・スポーツ医学)の高平尚伸医師に聞いた。
「股関節は、肩、腰、膝などと比べると情報が行き届いていない部分も多く、スポーツ医の間ではブラックボックス的な位置付けでした。ここ数年ようやくスポットが当たるようになり、診断や治療技術に進歩が見られるようになったのです」
とはいえ、患者側も変形性股関節症の正しい知識を持って診断・治療に臨まないと、「痛みを抱えたまま何年、何十年」となりかねない。
■医師選び
ポイントは、「レントゲンなどの画像検査を行い、今後の治療計画を立ててくれるか」「いきなり手術を勧めず、理学療法士とともに保存療法も十分に行ってくれるか」だ。
「画像検査をしなければ、早期診断ができず、悪化させてしまうリスクがあります。ただ、レントゲンを撮ったとしても、股関節に詳しい専門医でなければ、『大腿骨頭と寛骨臼の隙間があるので、異常なし』と診断されるかもしれません。変形性股関節症は進行すると大腿骨頭と寛骨臼の隙間がなくなるのですが、そこに至る前に治療や生活習慣の改善を行う必要があります」


















