日活ロマンポルノ復活は毒の薄い邦画界へ“強烈パンチ”

公開日: 更新日:

 日活ロマンポルノが復活する。映画界の大朗報である。低予算の製作費ながら、女優の裸を売りにしつつも、内容が充実していた往年のロマンポルノの傑作、名作群を思い出す。

 すでに10本程度の企画が動いており、有名監督などの起用が決まっているという。最初の作品は今夏撮入で、公開は来年だ。気になるのが女優の人選だ。有名無名を問わず、裸をいとわない演技力の確かな女優の起用を期待したい。

 復活の背景のひとつにはこんなこともある。昨年から今年にかけて、限定的な劇場数ながら、女優の裸やセックス描写がひんぱんに登場する映画が結構ヒットしている。

「そこのみにて光輝く」「愛の渦」「海を感じる時」「さよなら歌舞伎町」といった作品で、池脇千鶴門脇麦市川由衣らが堂々と脱いでセックス描写に挑戦し、演技も高い評価を得た。時代がロマンポルノ的なものを志向し始めたということだろうか。

 テレビ局が中心になって映画が作られている今の映画界では、若い客層をターゲットにした毒性のまったく希薄な作品が幅をきかせている。それだけにロマンポルノ復活は強烈なパンチだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横綱豊昇龍の休場より気がかりな“心の不調”…不眠と食欲減退で体重約10キロ減の不安

  2. 2

    消費税減税打ち切り時の現金支給案に経済界が不満「結局は時間とコストのムダ」

  3. 3

    内閣改造で浮上「自民裏金議員」起用案 永田町でささやかれる入閣候補4人の名前

  4. 4

    庶民は景気悪化に身構えている お気楽なものだ「官邸おこもり」首相動静

  5. 5

    女優・朝岡実嶺さん15年ぶりに舞台出演「亡き夫はどこかで見守っていると思います」

  1. 6

    井伊直政(4)超ブラックな家風 昔から家臣が少ない

  2. 7

    橋本愛の「れなちゃん」呼びが反響…のん“テレビから干された”10年で「あまちゃん女優」脱し独自ブランド確立

  3. 8

    中日・井上監督が目下最下位、6年連続Bクラス濃厚でも来季続投に“自信&意欲マンマン”のワケ

  4. 9

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  5. 10

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由