もっと曲そのもの、音そのものを語ったれよ
なぜ今ビートルズを「ゼロからぜんぶ聴く」のか②
昨日に引き続き、なぜ今ビートルズを「ゼロからぜんぶ聴く」のかについて。理由の第2は、ちょっと禅問答のようになりますが「ゼロからぜんぶ聴くことが難しくなっているから」。
「世界でもっとも情報があふれ返っている音楽家」と言っていいでしょう。本屋に行っても、決して広くはない音楽本の棚に、ビートルズ本がずらりと並んでいます。
読んで驚くのは、その細か過ぎる内容。
「この曲は何月何日に、誰がどんな楽器を担当し、何テイク録られて、そのうち何テイク目のどことどこが採用された……」みたいな、おそらく当のメンバーでさえ、忘れ去っているだろう情報が事細かに載っています。
つまり、ビートルズ本の多くは、ビートルズのマニア=「ビートルマニア」向けに書かれているのです。
そして、その情報のトリビアぶりを競っている。「一般にギターソロは7テイク目が採用されたと思われているが、実は11テイク目だ」とか。
「今、ゼロから聴く人のガイドではないなぁ」とも思ってしまうのです。あと「マニアック過ぎて、ゼロから聴きたい人を遠ざけてしまうよな」とも。


















