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相澤冬樹ジャーナリスト・元NHK記者

1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

「森友文書」6回目開示 今回も佐川理財局長のメールはなかった

公開日: 更新日:

「この3月7日は赤木俊夫さんのご命日であります。公務員としての誇り、確固たる使命感のもとで日頃から誠実に職務に励んでこられたと承知しております。ご命日を迎えるにあたり改めてご冥福をお祈り申し上げます」

 片山さつき財務大臣が3日の会見で語った。大臣が職員の命日について触れることなどめったにないことだろう。

 近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんは、森友事件の公文書改ざんに反対したが作業を命じられた。それを苦に8年前の3月7日、命を絶った。

 森友関連文書の開示は、俊夫さんが亡くなった真相を知りたいという妻の赤木雅子さんの求めで始まった。財務省は、事件の捜査で検察に任意提出した文書の開示を昨年4月から始めた。6回目となる3日の開示で、累計11万7000枚の文書が公表された。

 一連の開示の特徴は、これまでなら公文書として扱われず開示されなかった職員間のメールなどが大量に表に出てきたことだ。それによりさまざまな新事実が明らかになってきた。

 だが肝心の人物のメールが開示されていない。佐川宣寿元財務省理財局長。財務省の調査報告書で改ざんの方向性を決定づけたとされているのに、佐川氏が出したメールは1本も確認されていない。昨年12月に行われた前回の開示でも問題になったが、今回も佐川氏のメールは出てこなかった。

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